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  3. 2/24(木) 22:00〜23:00 🌍クラハ第30回「古民家大学」事前資料 

2/24(木) 22:00〜23:00 🌍クラハ第30回「古民家大学」事前資料 

2/24(木) 22:00〜23:00 🌍クラハ第30回「古民家大学」事前資料

【今週の古民家関連ニュース】

1.築62年の空き家をリノベ、賃貸住宅に〜三重県南伊勢町(1.2万人)で見学会 対策モデルとして期待
・古い家屋をリノベーションして賃貸物件とする事業。昨年11月から空き家の改装を進め、地域住民らもペンキ塗りなどを手伝った。

・今回の空き家の利活用が、若者の移住・定住促進や空き家問題の解消につながるモデルケースになると期待が寄せられている。

・町内の空き家軒数は、空き家バンクを創設した平成27年の893軒に対し、昨年の調査で1763軒と2倍に増加。現在は、地域活性化グループ「むすび目Co―working」が町と協働で対策に取り組み、空き家バンクの運営や移住相談のサポートなどを行っている。

(伊勢新聞)

2.明治時代の古民家で暮らすニュージーランド人
・クリス・フィリップスさんは、日本有数の豪雪地である新潟県上越市で、古民家暮らし。

・日本海側の豪雪地には、「雁木」(がんぎ)造りの町家が並ぶ地区がある。雁木は、2階部分を1階より通りにせり出す、あるいは1階の庇(ひさし)を、大人二人ほど通れる幅ほどに伸ばした建造物のこと。雁木を隣家から隣家へ連ねることで、狭いアーケードのように、積雪期、人が容易に往来できる通り道。

・2016年、街並みの保存のために3人の地元有志らが立ち上がり、一般社団法人「雁木のまち再生」を設立した。発起人の一人であり理事に名を連ねるのが、クリス・フィリップスさんだ。「雁木のまち再生」は、古い町家を買い上げては新しい活用方法を見つけるとともに、空き家になった町家と居住希望者を橋渡しする活動をサポートしてきている。

・明治時代に米問屋として建てられたもの。昭和初期(1926-1989年)からは軍の病院として、後に医院として使われ、2000年代以降、空き家となっていた。
「この家は150年の風雪に耐えてきた。適切に管理すればこの先もまだ100年以上使えるでしょう」と語る。「唯一の問題は時々メンテナンスが終わらないという悪夢が続くことです。毎週、新しい何かを直しています」

Highlighting Japan

3.700人の小菅村(山梨県)の挑戦
◎東京・八王子に近い山梨県小菅村の交流人口を「1/3村人」、村に愛着を持ち地域づくりに関わる人(関係人口)を「1/2村人」、定住人口を「1/1村人」。目指すのは1/3→1/1人口の増加、すなわち、「交流人口→定住人口」へ。「1/2村人」(関係人口)と「1/1村人」(定住人口)を対象『こすげ村人ポイントカード』も作り、村内での経済流動を創出するための特典を付与。1/1村人カードにはIC機能も搭載。今後は村内施設の鍵として使用する。

◎村につながるトンネルの開通や国の地方創生支援などもあり、2014年~2018年の5年間で観光客数が約8万人から約18万人へと約2.2倍に増加。山梨県内で最も大きい増加率となった。移住者も増加し、22世帯75人の子育て世代が移住したことで、村の小学校の児童数が23人から36人に増えた。さらに新たなベンチャー企業が5社誕生。多摩川源流の水を求めて、「Far Yeast Brewing」もビール醸造所を「移住」させた。
◎小菅村プロジェクト

4.「橿原市、なんて読む?“日本国はじまりの地”の流されない観光作戦 (今井町の今)」
withnews(ウィズニュース)「今井町」
・神武天皇が橿原の地に皇居を構えたことから、同市の橿原神宮は“日本国はじまりの地”と呼ばれる。隣接する明日香村は、古代における飛鳥の中心的地域。
推古天皇、聖徳太子、蘇我馬子、蘇我入鹿、中大兄皇子(天智天皇)、中臣鎌足(藤原鎌足)、天武天皇、持統天皇らが生きていた時代の中心地、すなわち歴史のテストに出てきた古代のオールスターが存在していた、とんでもないエリア=明日香村。

・橿原市(13万人)としても力を注いでいるのが「今井町」。県北西部では唯一の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、東西約600m、南北約310m、面積にして17.4haの地区内には、全建物戸数約760戸が並び、実に約500件の伝統的建造物が存在(地区内の数としては日本一)。
2020年7月4日に放送された『アド街ック天国』の「ニッポン!郷愁の風景が残る街」特集において、白川郷(岐阜県)や倉敷(岡山県)、金沢(石川県)などを抑え、西日本部門で一位に輝いたのは、今井町。

・橿原市役所観光政策課の山口皐さん
「保存地区の保存という解釈は、保存地区によって異なります。例えば、飛騨高山などでは主に観光地としての保存整備が行われており、今井町とは考え方が真反対です。今井町では、住民の生活を第一に考えて整備されており、実際に住む人のための補助金として補助事業を行ってきました」

・「古民家を修繕する場合、外観を保つために設計をする必要があります。その後、費用などが確定し、国や県から補助金がどれくらい計上されるかといったことも判明します。設計に1~2年かかることも珍しくありません」(山口さん)

・「誰も住んでいない老朽化している今井町の家屋があったとする。躯体はどのような状態か? 根継ぎをする必要があるくらい柱は腐っていないか? などなど、家屋全体の健康診断を行い、その上でリハビリ(改修工事)をしていかなければならない。伝統的な家屋であるため、特別な技術が必要になる。工事完了まで、さらに1~2年かかることも」

・このような事情があることから、「住宅売買を考えている不動産会社などの第三者が大規模に行うことも現実的に難しい」。

5.西日本シティ銀行の画期的な「古民家ローン」誕生❗

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【一般社団法人全国古民家再生協会のニュースリリース】

全国古民家再生協会は、西日本シティ銀行と連携し、古民家の購入・リフォームを対象とした「NCBヴィンテージ住宅ローン」(以下「本商品」)の取扱いを全国で初めて開始します。

本商品では、従来の住宅ローン審査における古民家の価値を反映できないという課題を当協会が鑑定した資産価値を活用し補完することで、古民家を購入・リフォームしたいというニーズに幅広くお応えできます。

①売主さまが全国古民家再生協会へ売買対象の古民家の鑑定を依頼します。
②全国古民家再生協会が古民家鑑定を実施します。
③買主さまが西日本シティ銀行に本商品をお申込みします。
④西日本シティ銀行が保証会社に保証依頼します。
⑤西日本シティ銀行および保証会社が売買対象の担保評価を実施するとともに、古民家鑑定の結果を資産価値として評価します。
⑥保証会社が西日本シティ銀行に審査結果を通知します。
⑦西日本シティ銀行と買主でローン契約を締結し、ローンを実行します。
⑧買主と売り主で古民家を売買します。

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